第1輯 昭和5年(1930)3月14日発行
望月信亨「辺地胎生の説に就て」pp. 1-5
椎尾辨匡「願経に就いて」pp. 6-11
今岡達音「真宗の信心と称名念仏と往生」pp. 12-24
松田貫了「浄土教と出世本懐論」pp. 25-36
高瀬承厳「望西楼選述の法然上人伝に就て」pp. 37-49
石井教道「宗祖滅後の一問題」pp. 50-66
末次明信「新羅時代の浄土教に就て」pp. 67-79
池田英淳「禅浄融合の一考察」pp. 80-90
遠藤円乗「冏師浄土判教観」pp. 91-111
片山了仙「無量寿経の翻訳」pp. 112-140
藤田定道「法然上人の念戒観 附、浄土布薩式に関する一考察」pp. 141-160
簗田真教「三祖記主禅師伝記考」pp. 161-177
間山泰宣「浄日宗論史的考察序論」pp. 184-185
第2輯 昭和6年(1931)2月10日発行
望月信亨「元興寺智光の浄土曼陀羅」pp. 1-12
藤堂祐範「浄土宗主要典籍の書写及び印行」pp. 13-26
中村辨康「宗門信仰の諸問題」pp. 27-40
坂田良弘「鎮西聖光上人の念仏三昧論」pp. 41-61
望月信成「来迎図の表現形式とその背景」pp. 62-72
今岡達音「望月先生と指方立相問題」pp. 73-89
笹本戒浄「祖道不朽の権威」pp. 90-103
関本諦承「当麻曼陀羅に就いて」pp. 104-110
第3輯 昭和7年(1932)2月10日発行
小沢勇貫「観仏三昧の源流」pp. 1-18
山口覚勇「盧山慧遠の念仏三昧論」pp. 19-32
鳥居正語「阿弥陀経成立攷 特に六方段の問題を中心として」pp. 33-44
脇谷〓謙「真宗の異安心に就いて」pp. 45-49
森尾即如「天台宗真盛派の戒称二門論」pp. 50-60
今岡達音「日蓮聖人の本尊に就て」pp. 61-106
第4輯 昭和7年(1932)12月10日発行
望月信亨「本邦初期の浄土信仰に就て」pp. 1-6
今岡達音「三祖記主然阿良忠上人年年譜考」pp. 7-28
石井教道「現代教団更正の回顧」pp. 29-37
塚本善隆「廬山の念仏結社成立の年次に関する誤解 山口君の「廬山慧遠の念仏三昧論」を読みて」pp. 38-42
片山了仙「観無量寿経の伝訳に就て」pp. 43-49
森哲雄「浄土教典の道徳観」pp. 50-64
長谷川篤雄「記主門下の業成論 特に名越派を中心として」pp. 65-87
山口覚勇「経典に顕はれたる称名思想」pp. 88-125
第5・6輯 <今岡教授還暦記念論文集> 昭和8年(1933)10月25日発行
今岡達音「法然上人伝記解題」pp. 1-9
今岡達音「法然上人の御伝記に就て 上野氏に答ふ」pp. 10-17
今岡達音「法然上人の法難」pp. 17-24
今岡達音「大原談義に就て」pp. 25-45
今岡達音「愚管抄の作者及び撰述の趣旨に就て」pp. 45-133
今岡達音「二祖国師の廟墳に就て」pp. 133-135
今岡達音「記主上人年譜考」pp. 136-156
今岡達音「皇室と浄土宗の関係」pp. 157-172
今岡達音「徳川家康公の浄土宗興隆」pp. 172-185
今岡達音「鎮登両氏と徳川家康公」pp. 185-200
今岡達音「増上寺寺伝縁起 中谷氏に答ふ」pp. 200-213
今岡達音「三縁山安誉大僧正の米寿を奉祝して」pp. 213-214
今岡達音「黒田真洞上人」pp. 215-221
今岡達音「斎誉上人と順阿上人」pp. 221-228
今岡達音「越智専明上人」pp. 228-230
今岡達音「広本選択集延書」pp. 231-245
今岡達音「三経釈と選択集の著作前後」pp. 245-261
今岡達音「指方立相問題に就て」pp. 262-275
今岡達音「観経疏私記と教行信証とに明かす心と行との比較」pp. 275-325
望月信亨「善導大師の遺文」pp. 329-347
荻原雲来「十念の研究」pp. 348-364
椎尾辨匡「宗乗の建設」pp. 365-371
岩崎敲玄「念仏三昧に就て」pp. 372-385
大野法道「小乗律として取扱はれたる大乗戒経 迦葉禁戒経・沙弥尼戒経・大愛道比丘尼経」pp. 386-399
石橋誡道「観経并に往生論の伝訳と其影響」pp. 400-411
小西存祐「宗の意義」pp. 412-416
田中智肇「選択要決は朝日山信寂房の撰歟」pp. 417-431
坂田良弘「宗学の基調」pp. 432-436
石井教道「辨阿聖光作「円戒秘決已証」に就いて」pp. 437-462
中野隆元「浄土宗布教に関する法洲の所説」pp. 477-486
高瀬承厳「正源明義鈔の原型について」pp. 487-505
久保田量遠「断片的化胡経の研究」pp. 506-530
塚本善隆「金沢文庫所蔵浄土宗学上の未伝稀覯の鎌倉古鈔本」pp. 531-636
大橋戒俊「如来蔵の二面観に就いて」pp. 637-650
森部逞禅「天台性悪論」pp. 651-656
ラーガアスヤ著宗川宗満訳「完全清浄極楽国土誓願」pp. 657-684
片山了仙「仏駄跋陀羅の入震に就いて」pp. 685-689
小沢勇貫「世親論師の仏身論」pp. 690-711
森本真順「親鸞聖人唯信思想の一考察」pp. 712-722
井上隆森「卍&M048950;の妙味」pp. 723-728
石川龍音「宗教改革者としての法然上人」pp. 729-741
村上博了「鎌倉時代に於ける信者より観たる浄土宗の伝播概況」pp. 742-764
岸覚勇「善導教学の由漸について」pp. 765-816
長谷川篤雄「記主門下における三心の価値に就いて」pp. 817-826
松田貫了「麗気記拾遺鈔解題」pp. 827-843
阿川貫達「浄土列祖より見たる浄影」pp. 830-893
矢吹慶輝「燉煌観経変相略記」pp. 894-918
第7輯 昭和9年(1934)3月15日発行
望月信亨「生駒良遍の浄土教義」pp. 1-12
石井教道「浄土各派の選択集観」pp. 13-24
森本真順「覚鑁上人の浄土思想」pp. 25-37
岸覚勇「法然上人の御眼に映じたる念仏現世の得益に就いて」pp. 38-45
森哲雄「初期大乗戒について」pp. 46-58
服部仙順「曇鸞の流支観経伝授考」pp. 59-69
浜野正真「境内地の種類及性質と寺院の権利関係について」pp. 70-81
香月乗光「華厳の弥陀浄土思想」pp. 82-93
高橋広元「念仏論 特に経典に顕れたる観念念仏につきて」pp. 94-111
笹本浄光「念仏三昧論」pp. 112-123
第8輯 昭和9年(1934)12月25日発行
望月信亨「選択集に対する当時諸家の謗難と其の反駁」pp. 1-7
今岡達音「導師の観経疏」pp. 8-27
石井教道「法然門下の三心論」pp. 28-34
小沢勇貫「摂論学派の浄土観」pp. 35-50
栗田龍彦「金沢称名寺金堂壁画弥勒来迎図」pp. 51-68
森本真順「一遍上人の伝歴の二三並びに思想吟味」pp. 69-94
岸覚勇「善導教学の特色」pp. 95-120
服部仙順「六大徳相承説について」pp. 121-135
高橋広元「法難に関する資料としての三長記」pp. 136-149
笹本浄光「続念仏三昧論」pp. 150-155
編輯部「浄土宗常識便覧(一)」pp. 156-159
第9輯 昭和10年(1935)10月25日発行
今岡達音「類聚貞伝集」pp. 1-48
岩崎敲玄「鏡像円融及び金剛宝戒疑問の事」pp. 49-58
小沢勇貫「浄土教の菩提心に就いて」pp. 59-73
小鹿龍彦「絵画彫刻に表れたる&M015155;式木造仏教建築の細部様式に関する研究(1)」pp. 74-91
原口徳正「宋代の浄土教に就いて」pp. 92-128
編輯部「浄土宗常識便覧(二)」pp. 129
第10輯 昭和11年(1936)7月1日発行
望月信亨「唐大行和上と道鏡等の念仏鏡」pp. 1-6
今岡達音「化他五重諸書解説」pp. 7-30
石井教道「選択集研究の過去及び将来」pp. 31-34
硲慈弘「別異弘願集の作者浄遍について」pp. 35-42
小鹿竜彦「日本仏教建築の平面量記述法について」pp. 43-62
岸覚勇「記主禅師の四十八ヶ院御建立の伝説に就いて 附、禅師の伊勢路御勧化に就いて」pp. 63-74
原口徳正「略論安楽浄土義に就いて」pp. 75-88
中野達慧「五書文献史(一)」pp. 89-120
編輯部「浄土宗常識便覧(三)」pp. 121-125
第11輯 昭和12年(1937)4月5日発行
望月信亨「日本仏教初渡の年時に就て」pp. 1-7
石井教道「記主教学の特色に就て」pp. 8-16
岩崎敲玄「浄土律の先駆及び首唱者」pp. 25-34
阿川貫達「四十八願の分類に就いて」pp. 35-54
小鹿龍彦「不浄観に関する図像について」pp. 55-70
藤本浄源「仏陀観発達史上に於ける阿弥陀仏の研究」pp. 63-70
漆間正徳「般舟三昧経成立私考 特に道行般若経との関係に就き」pp. 71-83
宝田正道「慈鎮和尚の厭欣思想」pp. 84-111
中野達慧「五書文献史(二) 一枚起請文」pp. 112-121
編集部「浄土宗常識便覧(四)」pp. 122-
第12輯 昭和12年(1937)12月25日発行
望月信亨「世親の往生論に現はれたる弥陀浄土観」pp. 1-8
池田英淳「杭州浄慈寺に於ける浄修者と無量寿懺法(1)」pp. 9-19
小沢勇貫「浄仏国土の教義に就いて」pp. 20-28
岸覚勇「浄土三派の名号釈」pp. 29-37
藤堂俊章「記主門下の弥陀十劫久遠説」pp. 38-50
宝田正道「二十五菩薩和讃の本文校異」pp. 51-66
編輯部「明治大正昭和浄土宗侶著述目録」pp. 67-87
第13輯 昭和13年(1938)8月5日発行
望月信亨「起信論の専念阿弥陀仏説に就て」pp. 1-7
松田貫了「浄土群疑論標目考」pp. 8-28
阿川貫達「元祖の著及法語に現れたる恵心先徳」pp. 29-53
佐山学順「浄土宗義の実際化」pp. 54-61
石井教道「恵空校合建暦版選択集に就て」pp. 62-67
岸覚勇「浄土三派の『乃至十念』釈」pp. 68-82
服部仙順「道安造像及び其の信仰」pp. 83-92
原口徳正「白雲宗は偽装摩尼教なり」pp. 93-101
荻野円戒「文禄慶長の宗論に就き」pp. 102-115
編輯部「『浄土学』所収論文総目録」pp. 3-6
第14輯 昭和14年(1939)7月1日発行
望月信亨「南宋子元の白蓮宗と其余党の邪説」pp. 1-13
藤堂祐範「宋版臨終正念要決に就て」pp. 14-20
望月信成「一遍上人絵伝の再攷」pp. 21-47
嵐瑞澂「感誉存貞に就ての一考察」pp. 48-67
池田英淳「永明延寿の思想」pp. 68-85
宝田正道「後鳥羽上皇の御信仰」pp. 86-106
編輯部「最近浄土教関係雑誌論文内容紹介」pp. 107-116
谷村諄教「金沢文庫蔵隆寛撰極楽浄土宗義(巻中)」pp. 1-23
第15輯 昭和14年(1939)12月10日発行
望月信亨「大無量寿荘厳経の研究」pp. 1-10
西谷順誓「真宗仏性論の教理史的考察」pp. 11-26
大野法道「立願思想の発達」pp. 27-42
小沢勇貫「鎮西教学における聖浄論の問題」pp. 43-52
岸覚勇「指方立相の根底」pp. 53-64
宝田正道「知恩伝攷」pp. 65-88
松田貫了「桑門老師を憶う」pp.
「桑門勤学略年譜」
大島泰信「今岡達音君の追憶」
「今岡教授略年譜」
「今岡教授論文目録」
編輯部「『浄土学』所収論文総目録」pp.
谷村諄教「金沢文庫蔵隆寛撰極楽浄土宗義(巻下)」
第16・17輯 <日本文化と浄土教> 昭和15年(1940)12月30日発行
望月信亨「日本文化と浄土教」pp. 1-9
藤堂裕範「浄土教と印刷文化」pp. 10-35
藤本了泰「現存古文書を中心として見たる中世の浄土宗教団」pp. 36-74
筑土鈴寛「浄土教と生活・芸能」pp. 75-87
安西覚承「上代文芸における浄土思想」pp. 88-100
小鹿龍彦「藤原時代に於ける阿弥陀堂の遺構」pp. 101-121
諸戸素純「日本倫理と知恩・報恩」pp. 122-138
裏辻憲道「藤原隆信について」pp. 139-148
石田典定「本邦上世に於ける護国信仰と浄土教」pp. 149-163
宝田正道「日本文化の基調としての宗祖精神 特に武家文化との交渉を中心として」pp. 164-195
禿氏裕祥「浄日宗論の起源」pp. 196-202
石井教道「元祖教学の日本的性格」pp. 203-224
池田英淳「重源・白蓮社等の入宋とその意義」pp. 225-241
千賀真順「平安朝時代に於ける密教と浄土教」pp. 242-252
第18・19輯 <念仏と禅> 昭和17年(1942)6月10日発行
望月信亨「明代に於ける禅僧の念仏修行」pp. 1-10
鈴木大拙「浄土観・名号・禅」pp. 11-29
大賀一郎「黄檗四代念仏禅師独湛和尚について」pp. 30-73
増永霊鳳「支那禅宗史に於ける五家の地位とその性格」pp. 74-103
後藤大用「浄土教に対する道元禅師の立場」pp. 104-121
池田英淳「禅浄交渉の根本問題」pp. 122-138
香月乗光「東晋代に於ける禅法と浄土教」pp. 139-162
宝田正道「千呆禅師の「弥陀夢感記」に就いて 付、我国篆刻の祖池永道雲とその信仰」pp. 163-182
第20輯 <行の問題> 昭和17年(1942)12月20日発行
望月信享「菩薩行と往生浄土行」pp. 1-11
石黒観道「西山派の起行に就て」pp. 12-22
杉柴朗「真宗に於ける行」pp. 23-38
岸覚勇「浄土宗の行について」pp. 39-54
石井教道「日本仏教史上に於ける行の展開」pp. 55-80
小沢勇貫「浄土教の生活規範と四修」pp. 81-97
石田典定「遊行聖と念仏行」pp. 98-111
戸松啓真「凡夫救済の論理 信機と信法の相互限定」pp. 112-122
藤堂恭俊「分別智の否定としての光の世界 法然の愚痴の自覚と還愚痴をめぐって」pp. 123-132
金山正好「善導禅師勧善文考」pp. 133-148
第21輯 昭和21年(1946)10月10日発行
望月信享「新羅義寂の著書并に無量寿疏」pp. 1-9
坂田良弘「往生要集の念仏」pp. 10-55
田中周光「浄土宗教団初期の法難史」pp. 56-73
中川大倫「二諦の問題と浄土教」pp. 74-95
石井教道「註疏史より見たる選択集」pp. 96-101
第22・23輯 <石井教授還暦記念仏教論攷> 昭和25年(1950)11月10日発行
「石井教授略歴」
石井教道「蓮華蔵世界論」pp. 3-31
加藤精神「舶主兒大天の研究」pp. 32-43
神林隆浄「密教の浄土往生思想」pp. 44-62
那須政隆「真言教学に於ける仏身観」pp. 63-87
清水谷恭順「一光三尊の阿弥陀如来と善光寺仏」pp. 88-106
二宮守人「釈迦念仏考」pp. 107-131
櫛田良洪「中世光明真言信仰の勃興と浄土教」pp. 132-155
関口慈光「敦煌出土最妙勝定経考 附、最妙勝定経」pp. 156-177
第24輯 昭和27年(1952)12月15日発行
大野法道「大本阿弥陀仏経の発達」pp. 1-18
林隆碩「三代之釈風」pp. 19-24
鈴木霊真「綽阿伝受二祖真筆授手印解題」pp. 25-39
慧谷隆戒「浄土宗義の本質に就いて」pp. 40-44
金山正好「師図解題」pp. 45-57
竹中信常「宗学展開の一課題 宗教心理学よりの一試論」pp. 558-67
宗川宗満「名越派独立運動のこと」pp. 68-70
村上博了「御祈願所増上寺について 新史料を中心として」pp. 71-75
稲垣真我「近世浄土宗と華厳学人」pp. 76-80
第25輯 <念仏論特輯> 昭和32年(1957)11月1日発行
石井教道「元祖教学の思想史研究 特に念仏思想と門下の動向について」pp. 1-19
小沢勇貫「法然上人の念仏義と門下の論点」pp. 20-32
森英純「西山の機法一体説抄出」pp. 33-41
石田充之「真宗の念仏論」pp. 42-54
千賀真順「浄土宗に於ける念仏数遍の意義」pp. 55-62
戸松啓真「称名と滅罪」pp. 63-70
藤堂恭俊「法然上人の遺文にみられる他力の用語例とその内容の解明」pp. 71-88
梶村昇「一念多念論」pp. 89-102
大野法道「念仏と戒行」pp. 103-112
「浄土学関係雑誌論文目録」
第26輯 <法然上人研究(其の一)> 昭和33年(1958)12月30日発行
石井教道「法然上人の教判観」pp. 1-8
阿川貫達「法然上人の本願論」pp. 9-34
宝田正道「慈教大師徽号勘文攷」pp. 35-46
松野純孝「「選択本願念仏集」における二,三の問題」pp. 47-56
菊池勇次郎「法然門下について とくに天台宗教団との関係」pp. 57-78
大橋俊雄「法然上人の叡山修学に就て」pp. 79-98
鈴木成元「一枚起請文について」pp. 99-123
第27輯 <法然上人研究(其の二)> 昭和35年(1960)3月20日発行
阿川貫達「冠序」
結城令聞「法然上人と親鸞聖人」pp. 1-12
小沢勇貫「法然上人の三部経観」pp. 13-21
大橋俊雄「法然上人語録研究序説 特に語録研究の回顧と展望を中心として」pp. 22-47
奥本一道「平家物語に現われた法然上人像」pp. 48-63
阿川文正「四十八巻伝製作私考」pp. 64-98
大屋瑞彦「報身仏の成立とその意義」pp. 99-116
鈴木成元「臨終行儀について」pp. 117-143
第28輯 <法然上人研究(其の三)> 昭和36年(1961)3月30日発行
阿川貫達「冠序」
椎尾弁匡「浄土教の源流」pp. 1-8
大野法道「法然上人の円頓戒」pp. 9-18
望月信成「法然上人像について」pp. 19-27
石田充之「法然上人の阿弥陀仏観」pp. 28-41
松野純孝「隆寛の立場」pp. 42-63
菊池勇次郎「源智と静遍」pp. 64-82
戸松啓真「法然上人の大胡消息について」pp. 83-98
大橋俊雄「法然上人の宗教生活にしめる経済的役割について 特に経済観と経済生活を中心としての試論」pp. 99-118
鈴木成元「法然門下における信空と聖光」pp. 119-146
金子真補「法然上人の阿弥陀仏観の一瞥」pp. 147-160
大谷旭雄「散心問答と明遍」pp. 161-171
奈良博順「選択本願念仏集管見」pp. 172-191
小沢勇貫「絵で見る法然上人伝の刊行」pp. 192-195
第29輯 昭和39年(1964)11月1日発行
服部英淳「江戸時代浄土宗の教学について 安誉虎角の四義説」pp. 1-14
大橋俊雄「法然上人における教団的組織の基本的性格について 特に専修念仏における弾圧の契機をめぐって」pp. 15-28
阿川文正「興善寺所蔵法然上人書状に就いて」pp. 29-54
金子真補「指方立相論」pp. 55-70
金子真補「浄土学関係雑誌論文目録(二)」
大橋俊雄「浄土学関係雑誌論文目録(三)」
第30~35輯 <小沢教授頌寿記念・善導大師の思想とその影響>
昭和52年(1977)2月11日発行
「小沢勇貫教授略年譜」
服部英淳「善導大師教学の諸問題」pp. 1-16
戸松啓真「善導大師の三昧発得の時期について」pp. 17-30
高橋弘次「善導大師の仏身観」pp. 31-48
宮林昭彦「善導大師の人間観」pp. 49-64
水谷幸正「発菩提心と廻向発願心 善導教学をめぐって」pp. 65-82
藤堂恭俊「善導大師編著なる『往生礼讃』所説の五念門攷」pp. 83-104
広川尭敏「敦煌出土善導『往生礼讃』古写本について」pp. 105-140
藤吉慈海「『往生礼讃』覚書」pp. 141-172
安居香山「無常偈の現代的意義」pp. 173-186
玉山成元「善導著『臨終正念要決』について」pp. 187-202
村中祐生「法華三昧の懺悔 その伝承と変容」pp. 203-222
金子寛哉「善導大師と懐感禅師について」pp. 223-239
福原隆善「善導教学と宋代浄土教 特に天台家に及ぼした影響を中心として」pp. 241-257
伊藤真徹「わが国浄土教の弘布と善導教学の受容 特に往生要集」pp. 259-273
阿川文正「師資相承と浄土開宗に関する一考察」pp. 275-290
坪井俊映「法然の善導浄土教受容に対する批判について」pp. 291-308
丸山博正「行具の三心について」pp. 309-328
藤本浄彦「「五番相対」私考 善導と法然をめぐって」pp. 329-350
大谷旭雄「善導『観経疏』流伝考」pp. 351-372
榊泰純「『六時礼讃』に携わった人たち」pp. 373-410
金子真補「導・空二祖求道の類似点」pp. 411-428
岸覚勇「善導大師と鎮西上人 特に見仏論に就て」pp. 429-438
石田充之「善導大師の思想の親鸞聖人への影響」pp. 439-458
柴田哲彦「浄土宗伝法における善導大師 特に二祖対面を中心として」pp. 459-472
大橋俊雄「浄土律における善導大師の持戒念仏観」pp. 473-490
真野龍海「般若経に於ける道の思想」pp. 491-510
半田正義「「一枚起請文」の語法二・三について」pp. 511-534
梶村昇「醍醐本『法然上人伝記』の筆者について」pp. 535-550
菊地勇次郎「一言芳談のなかの源空と禅勝房」pp. 551-568
第36輯 <良忠上人研究Ⅰ> 昭和59年(1984)12月25日発行
戸松啓真「三代の相承 記主良忠上人讃仰」pp. 1-2
玉山成元「良忠の古文書をめぐって」pp. 3-18
阿川文正「『領解末代念仏授手印鈔』について」pp. 19-35
廣川堯敏「良忠述『浄土宗要集』の成立をめぐる諸問題(一)」pp. 49-89
金子寛哉「『三心私記』について」pp. 90-125
小林尚英「『浄土大意抄』とその成立背景について 特に浄福寺と下総板碑を中心として」pp. 126-163
大谷旭雄「『往生要集義記』について」pp. 164-203
第37~41輯 <阿川文正教授古稀記念論集『法然浄土教の思想と伝歴』>
平成13年(2001)2月22日発行
「阿川文正教授略歴」
阿川文正「浄土宗学への一試論」pp. 3-20
高橋弘次「法然・親鸞の浄土教 その相違性をめぐって」pp. 21-42
深貝慈孝「法然上人の名号観 名号万徳所帰説に関して」pp. 43-60
梶村昇「法然上人の登叡について」pp. 61-90
藤本浄彦「建久九年の法然上人・私考」pp. 91-102
安達俊英 「『選択集』における諸行往生的表現の理解」pp. 103-132
丸山博正「念仏三昧について 善導・法然・山崎弁栄をめぐって」pp. 133-146
金子寛哉「「特留此経止住百歳」の文をめぐって」pp. 147-180
小林尚英「法然上人の『無量寿経』三輩文に説かれる菩提心の解釈について」pp. 181-202
粂原勇慈「法然教学における『西方要決』」pp. 203-226
林田康順「法然上人における難易義成立の意義 機辺から仏辺へ」pp. 227-266
曽根宣雄「法然浄土教における「廃悪修善」と「悪人救済」について」pp. 267-284
柴田泰山「『選択集』第一章段説示の「所依の経論」について」pp. 285-338
中野正明「『実隆公記』に見られる法然上人」pp. 339-360
宇高良哲 「『選択集』諸本の成立過程について 特に原文引用の比較検討を中心に」pp. 361-378
小此木輝之「嘉禄の法難と関東浄土教の展開」pp. 379-406
新井俊定「和字選択集について」pp. 407-424
野村恒道「法然の勝尾寺逗留の背景 安居院聖覚を中心に」pp. 425-446
福原隆善「善導における仏の相好観」pp. 447-464
宮林昭彦「聖冏撰『顕浄土伝戒論』について」pp. 465-476
八木宣諦「光明寺及び増上寺所蔵の名号史料」pp. 477-490
大南龍昇 「『観仏三昧海経』と慧遠・道綽・善導」pp. 491-520
小澤憲珠「『十住毘婆沙論』と般舟三昧」pp. 521-548
小林良信「「無量寿経」と「般若経」」pp. 549-564
峰島旭雄「渡辺海旭の思想 そのダイナミズム」pp. 565-576
宮澤正順 「道教と浄土教(二) 道教典籍における浄土等の語の用例について」pp. 577-602
吉田淳雄「法然浄土教研究の状況」pp. 603-645
真野龍海「梵文『入法界品』第17・18・19・20章(試訳)」pp. 3-26(L)
廣川堯敏 「Honen's Soteriological Thought」pp. 27-71(L)
第42輯 平成17年(2005)3月31日発行
丸山博正「丸山博正教授最終講義録 法然研究をめぐって―とくに信の深まりについて―」pp.1-34
廣川堯敏「鎌倉浄土教における善導・迴向発願心釈をめぐる対論」pp.35-60
石川琢道「曇鸞「二種法身説」をめぐって」pp.61-78
吉水英之「平安往生伝における臨終の行業について」pp.79-92
伊藤弘道「法然上人の説教―法語・消息・対話を中心として―」pp.93-104
笠島崇信「浄土門の菩提心について」pp.105-118
松野瑞光「慈愍三蔵慧日の浄土教思想―禅浄戒合業説の再検討」pp.119-134
大正大学浄土学研究会活動報告 pp.136-149
浄土学研究室通信 pp.150-209
『淨土學』総目次 pp.210-220
※履刻再刊版『浄土学』(全8巻、大東出版社、1980~81)には各巻毎に執筆者紹介が掲載されており、第8巻には稲岡了順「浄土学関係雑誌論文目録(三)」も収録されている。